どうも、趣味は年に一度の地元の踊りに全力を尽くす、のすけです。
のすけの趣味は「郡上踊り」という国の無形文化財に登録されている岐阜県郡上市八幡町の縁日踊り(夏のお祭り的な)です。
櫓(やぐら)を囲み輪を2重・3重とつくってみんなで踊ります。
のすけは踊りにはまり始めてもうすぐ20年…
この郡上踊りの良いところは、誰でも参加ができて、特別な道具がいらなくて、老若男女みんなでわいわいできて、何よりも楽しいことです!!
そんな踊りが大好きな「踊り助平」ののすけが、郡上踊りについて地元出身者目線でスケジュールやお勧めの会場などを紹介させてもらいたいと思います!!
スケジュール
・郡上踊りは7月第2土曜日~9月の第2土曜日あたりの期間の中の約30夜(30日)開催
※その年の土日の兼ね合い等で日数や開催期間は変わるので詳しくは公式HPで日程を確認してくださいね!
・7月中は土曜の開催がメインで、8月はお盆までほぼ毎日開催、お盆(8月13日~16日)は毎日、それ以降~最終日までは土日がメイン
・平日と日曜は20:00~22:30まで、土曜日は20:00~23:00まで、お盆は20:00~4:00か5:00まで行われる
※初日と最終日は櫓を流したり色々お話があったりするので多少時間は前後しますが、踊りの時間は上記の通りです。
1夜の流れ(お盆以外)
・20:00~20:30まで 前座 (クラブや同好会などの郡上踊り保存会(本元)以外のお囃子)
・20:30~ 今日の縁日踊りの紹介
・20:35くらい~ 郡上踊り保存会のお囃子のもと踊りスタート
会場
・日によって会場は変わる
※縁日踊りなので歴史的な背景をもとに踊り会場が決まっています。すべて町中です。
アクセス方法
・車なら
郡上八幡ICを降りて、市街地へ。
お盆以外は駐車場は準備されていないため、自分たちで探して停める。
踊り好きな人達は大体停める場所の目星はつけている。
(閉店したお店の駐車場や道幅が広いところ 等)
路上駐車をしている人もいるが駐車禁止で罰金取られることもあるそうなので注意!!
初めての場合は近くのコインパーキングに停めて歩いていくのが無難。
徹夜踊りは訪れる人が多くなるため、学校のグラウンドや別の場所で仮設駐車場ができる。
またお盆期間中だけ個人で駐車場を貸し出している人もいる。←田舎なのでネットで探してもヒットしません…
・公共交通機関なら
電車→長良川鉄道かバスの2種類
郡上市には電車が通っていない。
長良川鉄道という私鉄が走っていていて、JR美濃太田駅から長良川鉄道に乗り換えて郡上八幡まで行くことができる。
バスは名古屋駅や岐阜駅から1時間に1本くらいのペースで路線バスが出ている。
バスで来る場合は踊り終了の時刻にはもうバスはないので日帰りはできないので注意!
※もっと詳しいアクセス方法は記事の一番最後にリンクを貼っておきました。
踊りの種類
・郡上踊りは全部で10曲ある
郡上踊りには「古調かわさき」「かわさき」「三百」「春駒」「げんげんばらばら」「やっちく」「さわぎ」「猫の子」「甚句」「まつさか」という全部で10種類の踊りがある。
・1夜で同じ曲を何回か踊る
「1曲踊ったら終わり!」ではなくて、1夜の中で同じ曲を何回かリピートする。
歌い手やお囃子によって曲のスピードや歌のニュアンスも変わる。(生演奏の醍醐味)
基本的に1夜で全ての曲を踊る。(曲順や一曲の時間は日によって変わる)
・最後に踊る曲は「まつさか」で決まっている
これはどうゆう由縁があってこうなったのかのすけはよく知りません…
ただ1夜1曲最後の〆は「まつさか」
踊り助平!のすけの勝手なおすすめ
郡上通のおおよその流れを説明したところで、普段の踊りの様子を見ている中で感じるのすけの目線も踏まえつつ、踊りを楽しむお勧めの時間や会場を紹介していきます。
踊ってみたいなら徹夜踊りはお勧めしない!
「郡上踊りに初めて行く/あまり行ったことがない」「なんとなく雰囲気を味わいたい」という場合は長丁場で人が多い徹夜踊りはかえってお勧めしません。
徹夜は確かに人も多く夜店もたくさん出て楽しいですが、駐車場を探すのが手間ですし人が多い分踊りにくいことがあります。
休憩場所やベンチも少ないのでみんな会場から少し離れて座れる段差やお店の前のベンチでたまっています。
踊り助平は自分たちで椅子を持って行って場所を確保していますが、初めて来る人だとそれもなんだか気を使います。
「踊ってみたい」という方はまずはお盆以外に一度来てみて雰囲気やお踊りを少し覚えて楽しめるようになるのがお勧めです。
賑わいが出てくるのは土曜日&8月から
土曜日は踊りの時間も少し長く人も集まります。
8月に入るとお盆に向けて踊り助平もお囃子をしてくださる郡上踊り保存会の人も力がテンションが上がってきます。
上に挙げたように、お盆ほどガヤガヤした中で踊りたくないけど少しくらいにぎやかな中で踊ってみたい人にとってはお盆前の8月土曜がお勧めです。
おすすめの踊り会場はここ!
踊り会場は人によって好みは様々。
「踊りやすさ」や「郡上踊りらしさ」を感じるのは旧庁舎記念館、新町、本町あたりだと思います。
☆旧庁舎記念館
踊りの初日の会場であり、最終日の〆の場所でもあります。
初日は多くの人が訪れ非常に窮屈なので輪の中で踊るのは楽しいけどちょっと大変。
初日の旧庁舎記念館はお勧めしませんが、7月は数回この会場での踊りがあるのでそのタイミングで来るのが良いと思います。
旧庁舎記念館は切子灯籠があり、吉田川と新橋の隣に踊るので「水の街郡上八幡」らしさを楽しめる踊り会場です。
☆新町
新町は徹夜踊りの会場の一つで踊り会場の中では一番賑わいをみせる商店街です。
道路が若干不整地ではありますが、街灯も多く明るめで人数が多くて窮屈すぎて踊れない!ということは比較的少ない印象です。
お盆以外で踊りがある時はコンクールがあることも。
早めに来て見てみるのも楽しいですね。
☆本町
本町は徹夜踊り最終日の会場です。
明るさを感じる新町とはまた違って静かで落ち着いた街並みです。
近くには名水百選に選ばれた「宗祇水」があり、踊りシーズンには大きな提灯が飾られるのも特徴。
道幅は少し狭いので、お盆で土曜日に重なるとたくさんの人が訪れると手を伸ばして踊れない時があります…
8月7日は花火大会も同時に行われてこれが土曜日と重なった時も人が多くなるので、曜日とイベントを見て来てもらうと花火も楽しめつつ踊りも楽しめる良い会場です。
※どの踊り会場が良いとか悪いとかではないですし、土曜日にどの会場に当たるかで雰囲気も変わるので参考程度に!!
※のすけ個人としては新栄町は道幅が広く舗装されているので踊りやすく、車も停めやすい印象です。
(近くの市民病院に停めている人多いです…)
ただ踊りコンクールがあるので踊り開始時間がずれ込みます。
八幡神社は砂利でスペースも狭いので踊り助平にとっても少し踊りにくい会場です。(由縁があるだろうにごめんなさい…)
真ん中に櫓を置かなくなったので、ちょっと寂しい…仕方ないのですが。
浴衣はなくても下駄は欲しい!
踊りに基本的に持ち物は必要ないですし、決まった服装もないのですが、郡上踊りを楽しむならぜひ「踊り下駄」のご用意を。
お祭りといえば浴衣のイメージですが、郡上踊りはそれよりも下駄です。
上に滑り止めのゴムが付いていない下駄です!!
時間なくて浴衣着られなくても下駄は絶対に履いていきます。
それくらい踊り下駄は必須アイテムです。
街中の靴屋さんや下駄屋さんで安いものは2000~3000円で購入できます。
旅の記念におひとつどうぞ。
好きな鼻緒も選べますし、下駄屋さんで購入すれば自分の足に合わせて鼻緒を調整してくれます。
踊りをもっと楽しむ完全装備はやっぱり「浴衣・下駄・手ぬぐい」
手ぬぐいはお土産屋さんや雑貨屋さんで500円~800円程度で購入できます。
首に下げておいたり、帯に引っ掛けておいて汗拭きに、雨が降れば雨除けに使用できます。
浴衣はもっていない人や着付けができない人でもレンタルや着付けがあるのでご安心を。
手荷物は少なめに
巾着を持ってくる方もいますが手持ちの鞄は邪魔になりやすいので小さめのショルダーバックやボディバックを。
男性はボディバックでもいいですが、女性は帯に当たてしまうのでショルダーの方が浴衣も崩れず楽ちんです。
携帯と小銭だけ浴衣の帯に入れてくる人や、ちいなさ巾着に入れて帯にしばり付けてくる人もいます。
貴重品も最低限にして荷物は極力少なめにしておく方がよく動けます。
郡上踊りを楽しもう‼
この記事を書いているのはコロナウイルスの渦中で、2020年の踊りは中止になりました。
踊りロス中だからこそ、郡上踊りの楽しみ方について改めて思い起こしてみました。
2021年のは状況が変わっていて踊りができるかもしれないし、ここに載せたような踊りの開催にはなっていないかもしれませんが、その時はまた随時情報を見直していきたいと思います!!
郡上踊りは誰でもどんな風にでも楽しめる素敵な伝統です。
ぜひ、皆さんも踊りの輪に加わって一緒に楽しみましょう!
以上、のすけでした。
詳細なアクセス方法
・駐車場情報
八幡中学校は踊り会場から距離があるため定期的にシャトルバスが運行している
・長良川鉄道情報
美濃太田駅までのアクセス方法も公式サイトの「アクセス」に載っているのでチェック!
・高速バス情報
●名鉄バスセンターまたは名古屋駅から 名古屋~高山線 郡上八幡インター降車
郡上八幡インターから市街地までは徒歩またはタクシー予約
※踊り会場にもよるが、徒歩では30分以上かかることも
●名鉄岐阜駅またはJR岐阜駅から 高速岐阜八幡線 郡上八幡城下町プラザ他八幡町内下車
※八幡町内の市街地を通るため踊り会場や目的に合わせて降車が可能
※会場がどこかよくわからなければ郡上八幡城下町プラザで降車しておけば何とかなる
※お盆期間中は交通規制のため夜は郡上八幡城下町プラザを通らないことも
その時は新中坪住宅前で降車でアクセス可能