休職期間は何して過ごす?〜適応障害と休職体験記〜

メンタルヘルス
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どうも、のすけです!

理学療法士として介護施設で働いている地味な女子です。

社会人5年目と7年目に適応障害と診断されて休職を2回繰り返し、現職復帰してから6ヶ月働いています。

1回目の休職はただ休んだだけ、2回目の休職は自分なりに行動を起こしてみていい経験ができました。

今回は、2回目の休職でどんな行動を取ったか、紹介したいと思います。

この記事はこんな人にオススメ
  • 仕事ストレスで休職中の人
  • 休職期間の過ごし方を知りたい人
  • 休職中の生活の体験談を聞きたい人

この記事のポイント
  1. 休職中はとにかく休む
  2. よく休んだら少しずつ体を動かす
  3. 何をするか困った時は公的サービスも利用してみる
  4. 自分なりの気分転換の方法を探してみる
  5. 傷病手当の書類の手続きをする
  6. 復帰が近づいてきたら仕事へのマインドセットを見直してみる

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休職中に入って~2週間

とくかく休んで自分の欲求のままに生活する

ひたすら休みました。ダラダラした休日を毎日のように繰り返す感じで。

寝たい時には寝て、起きたい時間に起きて、食べたい時に食べて、趣味の韓国ドラマを見たい時には見て…

これを2週間くらい繰り返しました。

部屋の掃除をする

”心に余裕がないと部屋が汚くなるのか””部屋が汚くなるから心に余裕がなくなるのか”

分かりませんがどんどん部屋が汚くなって掃除しにくくなっていたので、とりあえず掃除しました。

この掃除を機に、今後掃除や洗濯がしやすいようにレイアウトを変更したり、ちょっとしたDIYをしたりもしました。

身の回りが綺麗になると心が洗われる感じがしてスッキリします。

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休職に入って2週間~1か月半

生活訓練に参加する

特に休むこともやることも無くなって、家にいると無駄に時間が過ぎるように感じ始めたら公的サービスを使うのも一つです。

のすけはもともと通っていたカウンセリング先が自立訓練(生活訓練)をしている施設だったので、そこに通所することにしました。

メインは個別カウンセリングを受けるためですが、その施設は認知行動療法についてのセミナーも行っていたので興味のあるセミナーには参加しました。

自立訓練(生活訓練)は公的サービスなので手続きが必要です。

のすけの場合は手続きが完了したのが休職に入って2週間過ぎたあたりだったので、そこから利用し始めました。

自立訓練の体験談については別の記事で紹介しているのでここをチェックしてくださいね!

散歩に出かける時間を意識的につくる

これは自立訓練のカウンセリングの中でもらったアドバイスなんですが、休職すると活動量が下がりがち。日中の活動量が減ってしまうと夜の睡眠の質の低下にも影響します。

なのでお金のゆとりがある範囲で出かけてみることにしました。

  • 自立訓練の後に最寄りから一駅分離れたところまで歩いてから帰る
  • ウィンドウショッピングしてみる
  • お宮参りに行く
  • 大きい公園に行ってみる    等々…

ただの家の周りを歩くという散歩よりも「何かを見に行こう」「何かのついでに歩いてみよう」と思って歩くと普段気にしていなかった景色が新鮮なものに見えてきて散歩が楽しくなります。

友達に会う

これは個人差があるかもしれませんが、のすけは休職中に友人に会いにいきました。

就職してから疎遠になったり、休みが合わなくて会えなかったり、結婚を機に会えなくなったり…

社会人になって数年経つと周りの環境ってどんどん変わっていきますよね。

その中でなかなか会えなかった友達とも休職中なら予定が合わせやすいです。

「外に出かける」という目的と、「人と接して刺激をもらう」という目的で友達に会いに行きました。

実際会ったときに友達には「休職中って聞いたから会っても大丈夫かなって思ってたけど、思ったより元気そうで良かった」と言われました。

特に休職について大きく触れられず、学生自体の思い出話やお互いの近況について話をすることができて、気分転換になりました。

過度に気を使わない友人であれば会ってみるもの良いと思います。

実家に帰る

のすけは現在一人暮らしです。実家には年に2.3回帰省するくらいです。

実家で過ごす時間は何もしなくていい、「ダラダラ時間の最上級」

ご飯も掃除も洗濯もしなくていいなんて…幸せ✨

のすけは休職することも自立訓練に通うことも結局は一人で決めて、決めてから親に伝えたんですが、特に何も咎めず受け止めてくれました

だからこそ、親の優しさにも甘えながらゆっくり休むことができたのかもしれません。

休職に至った原因、症状によっては家族の存在が良い方にも悪い方にも転がります。

あくまでも自分の状態に合わせてですが、家族との時間を過ごすことで心が休まるのであれば実家に帰省して休養してみましょう。

傷病手当の手続きをする

生活していくうえでお金は大事。もらえるものはきちんと受け取る準備をしておきましょう。

のすけは法人から郵送されてきた傷病手当の申請書を書いて提出しました。

用紙がもらえない場合でも、フォーマットがインターネットに載っているのでそれを印刷して提出しましょう。

仕事復帰後にまとめて申請もできるのですが、のすけは定期的に手当金を受け取りたかったので、毎月提出をしました。

傷病手当は申請してからおおよそ1ヶ月後に入金されるので、現在の経済状況や休職期間を考慮して申請頻度を調整するのがいいと思います。

定期的に受診する

これは主に薬の処方と傷病手当の書類申請のためです。

のすけは眠剤と精神安定剤?的なものを処方してもらっていたのでそれをもらいに行くのと、傷病手当を申請するための定期受診が目的でした。

のすけの場合は、細かい薬剤調整とか頻回な受診は必要なかったのですが、2ヶ月の休職の中で2〜3週に1回受診していました。

薬剤の調整が必要な方は主治医と相談して受診頻度を考えた方がいいと思います。

クリニックや病院に行くこと自体がしんどい人もいると思うので、そこも考えながら。

診察は、

「体調どう?」

「まあまあです」

「じゃあいいね、薬残ってる?」

無くなりそうなので〇錠ください

というようなやり取りが中心でした。

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休職1か月半~2か月 (復帰2週間前くらい)

復帰まで残り1、2週間になった時に

「このまま復帰しても仕事ができるだろうか」

と不安がいっぱいありました。

それでもカウンセリングや自立訓練を通じて復帰前に取り組んだとこがあるので紹介したいと思います。

起床時間を通勤時間に近づける

復帰して時短勤務にしたり、出勤時間をずらしたりそういう融通が利かない職場であれば通勤時間に合わせた起床は必要ですよね。

のすけは仕事は6:30くらいには起きたいのに、休職中は8時過ぎにしか起きられませんでした。

結局復帰するその日まで起きられませんでしたが(-。-;

自立訓練への通所や散歩で日中の活動量を増やすほかに、

  • コーヒーを夕方以降控える
  • 寝る直前にスマホを見るのは控える
  • 朝の起床時間に合わせてテレビや電気がつくようにタイマーをセットする
  • 目覚まし時計をベッドから話した場所に置いておく

とかいろいろ試しました。

職場に連絡を入れる

復帰前に必要な書類や準備するものがあるかどうかの確認のための連絡を入れました。

職場によっては面談があったり書類の記入が必要なことがあるかもしれません。

また、休職されている人の中には部署異動があったり雇用形態に変化があったりするかも。

復帰前に現在の体調について報告したり、職場内で特別変わったことがあれば説明を受けておく方が復帰にあたっての不安を減らせると思います。

仕事におけるマインドセットを変えてみる

復帰に向けた小さな目標を立ててみる

皆さんは復帰にあたってどんな不安がありますか?

その不安が無くならないと本当に仕事は続かないんでしょうか?

のすけは、「また働けるだろうか」

「また調子が悪くなったら立ち直れるだろうか」

「仕事をきちんとこなせるだろうか」

という不安がありました。

でも、自立訓練やカウンセリングを通してたどり着いた一つの考え方として、

おそらくストレスは無くならないし、不調になった原因の全てを取り除けることはない。

自分が職場において十分な力を発揮できるとは限らない。

ただ、前と同じように働き続ける必要もない。

まずは自分の心や体の負担を調整しながら働けるようになることを目指そう。

ということで、「とりあえず朝起きて職場に定時に出勤する、1日を職場で過ごす」ことを何よりもの目標にして、それ以外のことは深く考えないようにしました。

自分の固定概念を一度手放してみる

「休んだことで仕事に穴を空けてしまった。」

「復帰後周りにどんな風に対応されるのだろう。」

仕事への責任や周りの目などを気にしてしまう人もいるのでは?

そう思っている人がいれば、この心配はあまり必要がないかもしれません。

のすけが休職や自立訓練を通じて学んだお仕事マインドをいくつか挙げたいと思います。

仕事に穴を空けてしまった

→確かに自分がいないことでうまく進まなかった仕事もあるかもしれない。でも損失は出てない。損失が出ていないなら会社としては問題ないので、自分も問題ない。

復帰してもみんなに迷惑をかけてしまうのでは?

→人数が少ない状態でも仕事は回っていてその仕事量にみんなは慣れている状態。そこに自分が復帰すれば人手が増えるということなので、みんなの仕事負担は減る。これはいいことなのでは?

周りにどんな風に見られるだろうか

→普通に接してくれる人もいれば身構える人もいる。でも身構えられた方が不当な扱いを受けずに済むので仕事負担は減らせるかも。

また不調になったらどうしよう

→この職場で、この仕事で、自分の全ての人生が決まるわけではないのだから、一回やってみてうまくいかなかったらまた別の選択肢を考えればいいだけ。


まとめ

休職中の時間の過ごし方について

1.とにかく休む
 ⇒自分の欲望のままにとりあえず過ごしてみる

2.よく休んだら少しずつ体を動かす
 ⇒部屋の掃除や散歩

3.何をするか困った時は公的サービスも利用してみる
 ⇒自立訓練(生活訓練)を受けてみる

4.自分なりの気分転換の方法を探してみる
 ⇒友達に会う
  実家に帰る
  等…自分の心の休息が取れる方法と実行する

5.傷病手当の書類の手続きをする
 ⇒自分の欲しいタイミングでもらえるように用意しておく

6.復帰が近づいてきたら仕事にマインドセットを見直してみる
 ⇒仕事に対する不安やストレスが何か考える
  小さな目標を立てる
  自分の固定概念を一度手放してみる



以上がのすけが休職中にしたこと”体験談・経験談”でした。

休職されているかたの参考になれば幸いです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。


以上、のすけでした!!

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