どうも,のすけです。
今回は休職を2回経験したのすけが考える、「休職に入るための流れ」を紹介します。
これが正しいという訳ではなく,職場の状況や自身の状況で休職への流れは異なると思いますが、一つの参考にしていただけると幸いです。
この記事をお勧めする人
- 休職を考えているけど、休職の流れが分からない人
- 少しでもスムーズに休職を進めたい人
- 職場にどうやって体調不良を伝えればいいか悩んでいる人
休職の入り方は簡単。診断書を提出するだけ!
休職したいと思っている方々、そんなに重く考えなくても休職は簡単です。
心療内科や精神科に行って診察を受けて診断書を書いてもらい、それを職場に提出しましょう
これで次の日から休めます!
診断書の効力は比較的強いです。
職場がなんと言おうが医師の診断書があれば休めるケースが多いと思います。
ただ、何の前兆もなく休んでしまうと職場としては困惑してしまうこともありますし、職場の就業規則に休職の規定がない場合は職場に籍を置きながら休めないケースもあります。
休職に入るポイントは「職場にそれとなく自分の体調不良をアピールして準備する」です。
そのプロセスを確認していきましょう。
スムーズに休職するには? 事前準備をして休職に入るプロセス
職場の就業規則を確認する
のすけは1回目の休職の時に見逃していました。
入職時に就業規則の説明をしてもらえるとは思いますが、その後見直すことはなかなかないのでは?
就業規則は「自分たちの身を守るための規則」ですが、「難しく書いてわかりにくくしてあるお仕事の説明書」です。
就業規則には、勤務体系や休暇の取得方法、賃金の基準などが記載されていて、そこに休職についての詳細が書かれています。
休職は国で定められている制度ではなく、職場ごとに定められている制度になります。
- そもそも職場の就業規則に休職はあるのか?
- 休むための必要な書類手続き、事務手続きは何か?→診断書以外に必要な物はあるか?
- 定めれれている期間はどれくらいか?
- その間の給与の支給はどうなるか?→無給もしくは減額なら傷病手当の申請が可能
- 復帰にあたっての手続きはどうするのか?
この辺りは最低限確認しておきましょう。
定期的に病院に受診しておく
休職を考える人の多くは、「眠れなくなった」「朝起きられない」「仕事に行くと調子が悪くなる」「気分のムラが大きくなった」「落ち込みがひどくなった」等何かしらの症状がすでに出ているはずです。
まずは心療内科や精神科に行って医師に身体状況を相談して診断を下してもらうか、何かしらの処方をしてもらいましょう。
のすけは1回目の休職で精神科にすでに通院していましたが、復帰して落ち着いてからは通院をやめて内科で眠剤を出してもらっていました。
ただ職場で泣いてしまうことや仕事がこなせないことが増えてきた時に、また精神科に通いなおして症状を説明。服薬も精神科に切り替えて、眠剤や吐き気止めなどもらっていました。
カウンセリングを受けてみる
病院に受診する事に抵抗がある方や受診するほどの状態なのかどうかわからない方はカウンセリングを受けてみることも一つの方法です。
カウンセリングに行って受診をすすめられることもあれば、カウンセリングのみで解決できることもあります。
自分で受診や休養を判断できない場合は、第3者の意見を聞いて客観的に考えることも必要です。
心療内科や精神科でカウンセリングのみを行ってくれる場所もあれば、別でカウンセリングをしている施設もあります。
就労支援をしている施設で自費でカウンセリングをしてくれる施設もありますので、
”自分の住んでいる地域 カウンセリング 休職”等のワードを入れて検索して探してみましょう。
のすけは精神科に通いつつ「この先どうしていこうかな」と仕事に対しても悩んでいたので就労支援を行っている施設の自費カウンセリング(1回5500円)に行きました。
休職する5か月くらい前から月に1~2回通いました。
のすけは愛知県名古屋市在住なのですが、”名古屋 カウンセリング”などで調べてみると自費カウンセリングが多く、料金も5000~10000円で高めでした。
通い続けるとなると出費も増えてしまうので、そこは自身の経済状況と相談して選ぶ必要があります。
こまめに、定期的に休みを取る
体調が良くないことをアピールする一番の方法は「体調が悪くて休んでいる」ということを職場や上司に目に見える形で伝えることです。
周りが休んでいないから休むことに抵抗を感じる、休むと結局自分の仕事が増えてしまうというリスクがありますが意外と何とかなります。
「皆さんが風邪や、熱、インフルエンザなどで休んでも仕事に穴が空くことがありましたか?」
「世帯持ちの人が子供の都合等々で休んで仕事が回らないことはありましたか?」
メンタルの不調も風邪や家庭都合の休暇と一緒です。今まで皆さん何とかしてきたように、周りが何とかしてくれます。
中には有休が支給されていない人にとって欠勤は金銭的な痛みがありますし、有休がある人でも使いすぎは今後のために控えておきたい人もいますよね。
でも体調が悪いのに「休めない」とか「休みたくない」とか、考えているあなた!
「自分の体調が第一」と思って割り切って休む勇気を持ちましょう。
自分のカラダと健康が第一ですし、それがないと結局は働けません。
上司に体調不良や通院について伝えておく
関係性が良ければ上司に早めに相談しておきましょう。
最近体調がすぐれないこと
通院をしていること
内服をしていること 等々…
上司に相談しておくことで休みが取りやすくなったり、仕事の量を調整してもらえることがあります。
「産業医へ相談をする」方法ももちろんありますが、結局上司には必要最低限の範囲で情報が入りますし、産業医が常駐していない職場では相談したくても月に1、2回あるかないかでタイミングが難しいことも。
のすけの上司は、のすけが適応障害で休んでいたことも、現在体調が悪いことも知ってくれていたのでで配慮もしてもらえましたし、こまめに面談もしてくれました。
休職に入るなら上司に話を通さないといけないことが多いと思うので、先に知っておいてもらえた方がメリットが多いと思います。
ただこれは「関係性の上司」に限ってです。
退職時にトラブルがあったとか、休職にトラブルがあったとか、そんな事を聞いたことがあれば上司への相談はちょっと待って!!
その場合は、一つ下の役職の人に相談をして間を取り持ってもらうか、産業医に相談に行った方がいいと思います。
休職の意向は突然よりも事前に
もし、主治医より休職したほうが良いと言われた時は、それを上司に報告していつから休職に入れるか相談しましょう。
先ほども伝えた通り診断書の効力は強いと思います。
診断されたその日もしくは次の日から休養と書かれれば休めますが、仕事内容によっては引継ぎが必要な事があるかもしれません。
その場合の突然の休職はお互いによって良いことがないし、自分と部外との関係性もありますよね。
今の職場で復帰する予定なのであればなおさら事前に引継ぎをして、「やることをやってから休んだ」という印象を職場に残しておきましょう。
ただ、「職場の都合のいいタイミングで休む」としてしまうと、休職を先延ばしされたり職場の良いように扱われてしまう場合もあります。
休養が必要と判断されたら「業務の引継ぎをして早めに休養に入りたい」ということをしっかりと伝えておきましょう。
のすけの場合は通院先の主治医に休養を取りたいことを伝えて診断書を書いてもらいました。休職に入るタイミングは上司の都合と申し送りの準備を合わせて調整しましたが、結局他のスタッフが退職した都合もあって3週間後くらいになってしまいました。
正直休職に入るまでの期間が辛かったです。のばしても1、2週間程度が良いと思いました。
仕事の引継ぎは忘れずに
休職が決まったら必要な業務は他のスタッフに引き継ぎましょう。
会社は組織なので職員が一人いなくても仕事は回ります。
しかし、皆さんそれぞれの仕事の状況があると思うので、自分が受け持っていて他の人が知らない仕事については引き継ぎや申し送りを済ませておきましょう。
引継ぎを休職前に済ませておいた方がいいと思う理由については、「休職中に職場から連絡が来ることを極力避けるため」です。
休んでいる最中に職場から連絡が来ることは少ないと思いますが、引継ぎが不十分だと自分に連絡が来る可能性も。
休養をしっかりとっている間、できれば職場と距離は離しておきたいもの。
連絡が来なくていいような体制は取っておいた方が無難です。
休職期間は主治医と相談を ただし余裕をもって
休養が必要な期間は症状や人によってさまざまです。
そこは主治医と相談して期間を決定していきましょう。
のすけは1回目の休職は転職までの間の期間だったので2か月ほど、2回目の休職は1か月で出していましたが2か月に延長しました。
「とりあえず1か月休んで無理そうなら延期する」というのも方法としてはアリですが、診断書は自費で3000円~4000円ほどかかります。
毎月診断書を書いてもらうとその都度お金を出さないといけないし、職場に郵送(もしくは持ち込む)が必要になります。
ただ休むだけなら1か月ほどの休養でもいいかもしれませんが、就労支援に通ったりカウンセリングを受けたり、服薬治療を受けたりするなら1か月では足りないことも多いと思います。
期間に余裕をもって書いてもらえるなら「少し休み過ぎかな」くらいの期間で書いておいてもらいましょう。
休職は難しいことじゃない。だけど必要な制度と手続きは確認して、休みたいアピールを!!
はじめに行ったように、仕事を休むことは簡単です。
でもちょっとした準備とアピールをして心にも時間にも余裕が持てれば休職に踏み切れるかもしれません。
以上、のすけでした!!