わたし、ピルのおかげで前向きになれました。女性の見方「低用量ピル」とは?

医療
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どうも、のすけ、20代後半の女です。

女性なら誰しもが経験する「生理(月経)」。

生理前後の症状は人それぞれで異性にはもちろん辛さを理解されないし、同姓でも理解が分かれるところですよね、

ましてや病気ではなく当たり前に起こりうる「症状」でしかないのにこの辛さ…

そんな生理の症状を緩和してくれる治療法の一つが「低用量ピル」

のすけ自身、現在低用量ピル内服歴3か月ですが、短い使用期間でもいろんな良い効果を感じたので、その感想について今回紹介していきたいと思います。

 

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低用量ピルを処方してもらうことになった流れ

PMS(生理前症候群)に悩んでいた。
PMSとは?
月経前、3から10日の続く精神的あるいは身体症状で生理開始とともに軽快・消失する症状のこと。

精神的症状:情緒不安定、イライラ、抑うつ、不安、眠気、集中力の低下、不眠

自律神経症状:のぼせ、食欲増進・食欲不振、めまい、倦怠感

身体的症状:腹痛、頭痛、腰痛、おなかの張り、乳房の張り  等々…

PMSの症状は多岐にわたります。

のすけは生理の1週間前くらいから、イライラ、気分の落ち込み、集中力の低下、感情のコントロールができない、体温の症状、だるさ、食欲の増加、頭痛(頭が締め付けられるような)、便秘等々

毎月症状の出方も少しずつ違うことがあって、頭痛がひどい時もあれば、体のほてりがひどい時、気分のコントロールがうまくできなくて仕事に支障をきたすこともありました。

 

生理痛に悩んでいた

女性なら多くの人が多かれ少なかれ経験したことがあるのではないでしょうか。

子宮のあたりが「ぐっ」と締め付けられるような痛み。

事前予告なくやってきますよね。

のすけは生理1日と2日目の下腹部痛がひどく、それと全身の倦怠感(腰回りと背中に重りをつけられている感じ)がありました。

しかもこれが年齢を重ねるたびにひどくなっていく…

鎮痛薬飲んで治まる時はいいのですが、落ち着かないこともあって仕事を休むこともありました。

 

こんな症状に毎月振り回されない人生を送りたいんだ私は!! 

が低用量ピルを処方されたきっかけ

PMSと生理痛に悩むのがしんどくなった私は婦人科を受診して症状を伝え、低用量ピルの内服することに決めました。

 

 

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PMSと低用量ピルの関係って?

PMSが起きる原因の詳細はよくわかっていませんが、女性ホルモン(エストロゲンとプロゲステロン)の分泌量が排卵(生理周期)によって変化するために起こる症状と考えられています。

それ以外にもストレスや生活習慣・食習慣によってホルモンバランスの乱れが生じてPMSの症状が強くなってしまうケースもありますが。

PMSの症状緩和にはいくつかの治療法があります。

薬に寄らない治療:生理周期に合わせたセルフケア、食事や生活習慣の調整

薬による治療排卵をおさえる、PMSによって起こる症状に対する薬を内服する、漢方等

低用量ピルは「排卵をおさえてホルモンの変動をなくしてしまおう」という薬による治療法です(排卵抑制療法ともいう)。

ホルモンの変動の原因を止めてしまうことでPMSの症状を軽快させます。

 

 

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処方してもらってからの生活

低用量ピルの処方

日本では低用量ピルは医師からの処方なので、のすけは婦人科を受診して処方箋を書いてもらいました。

ジェネリックなら1か月分1500円前後です。(先発薬だと倍の値段)

 

飲み方を確認

処方される薬によって飲み方に違いがあります。

のすけは「フリウェル配合錠ULD」というお薬で、21日は薬を内服して7日は休薬(=薬を飲まない)するタイプです。

  

この休薬期間中に出血があります。

休薬があると飲み忘れがある可能性があるため、休薬の7日分も偽薬を入れて毎日内服する28日タイプのシートもあるようです。

のすけの薬の飲み始めは「生理が始まってから」でしたが、目的によって飲むタイミングはそれぞれみたい。

低用量ピルはホルモン療法なので飲み方を間違えてしまうとカラダに悪影響が出る可能性があるので、薬剤師さんの説明をしっかり聞いて用法を守りましょう。

 

基本は「1日1錠、決まった時間に内服」

24時間ごとに飲むことが重要なので、薬はおおよそ決まった時間に飲むように言われました。

のすけは夕食後に内服しています。

これは個人の生活スタイルで飲み忘れの少ないタイミングを決めておきましょう。

 

それ以外の制限は特になし‼

薬を飲む時間と周期さえ守ればこれといった生活制限はありません。

あるとすれば「禁煙」が言われるかもしれません。

のすけは吸っていないので関係ありませんでしたし、そもそも処方される際に既往歴とか喫煙習慣聞いてから処方されるので、タバコ吸っている人には事前に説明がされるはず。

喫煙している方は隠さずに伝えましょう。

後は「こまめに歩く等の運動をしてね、お仕事しているから大丈夫だと思うけど」と薬剤師さんには言われました。(副作用の予防のため)

ただ、生活習慣や食習慣・ストレスもPMSの症状を悪化させる可能性があるので、規則正しい生活を心がけ体の変化に目を向ける必要は大いにあります!

これはPMSに限らずだけど…

 

カラダに起きた変化は良い方向にいろいろ

ニキビが減って肌がキレイになった

肌表面のざらつきや生理が近づくにつれた突然出現するニキビがすごい減りました♡

朝の洗顔で自分の肌に幻滅することが減って、「いつの間にできたこのニキビ!!」驚きとショックを受けることも減ってきました。

(最近はコロナウイルスでマスクを常時つけているのでそれに付随する肌荒れには勝てないけど…)

 

体調やパフォーマンスが一定に保てる

以前は生理が近づくと体の火照りや倦怠感があって動きにくい日が続くことがありました。でも周期の変動がない分、体温の変動も減ったので毎日同じペースで仕事やプライベートに取り組めるように

前は疲れてきたり動きたくても体が思うように動かなかったりしたときに、「生理前とわかってはいるけど、なんでこんなに思うようにいかないんだ!!」と自分の身体の変化を受け止められませんでした。

でも低用量ピルのおかげで体温も体調もある程度一定になるので「今日できることをちゃんと頑張ろう」と余裕をもって生活できるようになりました。

(当たり前のことなんですけどね…)

それだけでもストレスが減って楽になりました!(^^)!

 

経血が減る

生理とは「排卵が起きて子宮内膜が厚くなる→受精が起こらないと子宮内膜が剥がれ落ちて血液とともに排出される(経血)」こと。

低用量ピルで排卵が抑えられるので子宮内膜の厚みも減りますそのため体外に排出される経血の量が減るのです。

生理の1日目や2日目に来る生理痛も悩みものですが、同時に多量の経血も「漏れてないかな」とヒヤヒヤしたり「蒸れてかゆくなる」という皮膚症状にも悩みますよね。

それも解消されたので生理の日でも外出や運動に心のゆとりが持てました。

 

人によっては内服初期は頭痛や吐き気などの副作用がある

はじめの内服では時に副作用で頭痛や吐き気などの症状を伴うことがあるようです。

飲んでも症状が緩和しないケースも。

(のすけは無かったのでよくわかりません)

続けることで症状が緩和するケースもありますが、薬が自分に合っていないケースもあるのでその時は受診して診てもらう必要あります。

良い変化だけではなく悪い変化も観察しておく必要がありそうです。

 

副作用「血栓症」の恐怖?

低用量ピルで良くいわれる副作用が「血栓症」

血栓症とは血管に血の塊が詰まる症状

どこの部位にできるかによって症状は異なりますが、怖いのは手や足でできた血栓が脳や肺にとんでしまい脳梗塞や肺塞栓症などの重篤な症状につながってしまうことです。

のすけも内服を決めた時に心配したのは血栓症のリスクでした。

低用量ピルを内服し始めて3週目にふくらはぎにピリピリと違和感を感じたことがありました。

肌の血色が悪かったり、腫れていたり、痛みがあるわけじゃなかったんですが、すごい心配で…

結局不安過ぎて婦人科受診したんですが、医師からは「いや、大丈夫だよ」とあっさりでした。

念のためDダイマといって血栓ができている可能性がないか確認する血液検査を依頼(自費で3000円くらい)しました。

まあ、結果は何ともなかったのですが。

初めての内服1~3か月は血栓症のリスクが高いとされているのですが、年齢が若ければそのリスクは低いとのこと。

普段定期的に歩いていればよっぽど心配はないそうです

その時は大丈夫だろうとわかっていたけれど初めての薬は不安な事だらけだったので、

医師のあっさりした反応には戸惑いましたが、一安心して内服を継続しました。

 

まとめ ~低用量ピルは女性の味方~

「ピル」と聞くと避妊のイメージが強いですが、のすけが悩んでいたPMSや生理痛の症状以外にも、

生理不順や月経過多、卵巣がんの予防など女性器に関わる様々な症状を緩和してくれるのが低用量ピル。女性の強い味方です。

生理の「アレコレ症状」以外にも肌荒れの改善や体調不良の緩和など女性にはうれしいメリットもあります。

女性にとって生理は半永久的にかかわっていく症状で悩まされる方も多いのではないでしょうか。

もちろん副作用には注意が必要ですし、薬が飲める人・飲めない人がいるのですべての方にオススメできるわけではありませんが、のすけのように生理前の症状に悩んでいる方、動けないほどの生理痛に悩んでいる方、

「女性はみんなそうだから」と思い込まないで一度病院で相談してみましょう。

何か症状緩和の糸口が見るかるかもしれません。

 

 

女性ならではの辛い生理の症状に悩んでいる方の一助になれば幸いです。

以上、のすけでした。

 

参考にしたサイト

公益社団法人日本産科婦人科学会

病院探しガイド

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