「カラダに良いって何なのか?」食べ方が健康に与える影響をシンプルにかつ正確に読み解く
どうも、暴飲暴食と韓国ドラマ鑑賞が大好きな”のすけ”です。
正月太りからなかなか痩せられません…
気がつけばどんどん体重は増えて…
2㎏体重を落とすのが目標だった2か月前から2㎏体重を増やしました。
「ストレスなく、ある程度自分の食べたいものを食べながら痩せられる方法ないかな~」
と自分のダイエットスタイルを探すために本を読んでいます。
そこで細く長く本を読んで細く長くダイエットの方法を模索しているのすけが読んだ本を紹介したいと思います。
今回読んだ本はコレ⇓⇓
世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事 [津川雄介]
世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事はどんな本?
☆この本は「病気にかかりにくくなり長生きできる食事法」を紹介している本
☆カラダに良い食事とは地中海食(魚、野菜と果物、茶色い炭水化物、オリーブオイル、ナッツ)のことである
☆カラダに良くない食事(脳卒中やがん・糖尿病のリスクを上げる)とは赤い肉と白い炭水化物とバターなどの飽和脂肪酸が挙げられる
☆科学的な研究データから考察しているため多くの人の体に直接関係する内容になっている
本を読んだ感想をいくつかあげて紹介していきます!
カラダに良い食事とは
ズバリ、地中海食!!
地中海食とは①魚 ②野菜と果物 ③茶色い炭水化物(玄米や全粒粉、蕎麦) ④オリーブオイル ⑤ナッツを多く含む食事のこと
※地中海食はイタリア料理やスペイン料理、ギリシャ料理などの地中海沿岸の国の食事のことを指すことが多い。明確な決まりがあるわけではないが、果物野菜を豊富に使っており動物性タンパク質は少なめ。豆類や魚でタンパク源をとっており、脂肪はオリーブオイルやナッツが中心な食事のこと。
国の名前を聞くと…何だか凝った料理がありそうな予感がするが、地中海沿岸で食べられている食事ではなくて、上記5品を意識的に取り入れることが重要。
ある研究で地中海食を食べたグループと低脂肪食を食べてグループでは脳卒中や心筋梗塞のリスクが減ったのだとか。
カラダにあまりよくない食事とは
カラダに良くないとされる食事は①赤い肉(牛・豚、加工品) ②白い炭水化物(白米や精製された小麦を使ったパンなど) ③バターなどの飽和脂肪酸
これらの食事は脳卒中や心筋梗塞、がんのリスクを上げる可能性があるもの。
この本の中ではこれらの病気になるリスクを上げてしまうものを「良くない食事」として紹介している。
中でも赤い肉は大腸がんのリスクを上げる可能性があり、日本人の食事の西洋化は大腸がんの発症にも影響しているとかいないとか!?
また、炭水化物自体はカラダには重要なエネルギー源ではあるが、白米や小麦粉は玄米や全粒粉と比較して精製される過程で食物繊維やその他の栄養成分が取り除かれてしまう。
そのため「茶色い炭水化物」はカラダに良いけれど、「白い炭水化物」はカラダに良くないと考えられるそう。
健康に良い食事=ダイエットにも有効
ダイエットというと糖質制限ダイエットやカロリーを減らすことが意識されがちだけど「食べる物の質」の方が重要。
白い炭水化物よりも茶色い炭水化物を、フルーツジュースよりも果物そのものを食べている人の方がやせる傾向にあったという研究データもある。
”痩せるためには食事だけではなく運動や睡眠、ストレスなども体重に影響している”と本には書いてあるが、地中海食が痩せる傾向にある食事の内容にも近いことから、健康に良い食事がダイエットにも有効と考えられる。
健康にも配慮できて、体重も減らすことができるなら一石二鳥!!
成分よりも食品
成分は私たちを惹きつけるためのマーケティングにうまく使われてしまっているかも!?
成分とは例えばトマトに含まれる「リコピン」やレモンに含まれる「ビタミンC」などの事。
ある食品にはこの成分が多く含まれているからカラダにいいよ!とテレビや雑誌で目にしたことが多いけれど…
実際は成分がカラダに良いのではなく良い食品がカラダを良くしている。
例えば、トマトは野菜なのでカラダにいい食べ物だけど、トマトに含まれるリコピンだけをサプリメントなどで取っても健康的になれるか、というとそういうわけでもなさそう。
果物に含まれる果糖という成分は血糖値を上げてしまう上では良いとは言えないが、果物自体はカラダに良い食品なのでバランスよく取るといいと言われている。
TVや雑誌で見る成分をうたっている広告が必ずしも私たちのカラダのためになるのではなく、あくまでもマーケティングに利用されている可能性を考えてみておかないといけない!
白米が主食であるというマインドセットを変える
日本人の主食と言えば「米」
白くツヤツヤした白米は食欲もそそるし美味しいしどんなおかずにも合う主食…
と思い込んでいる人も多いかも。
でも白米は白い炭水化物。
つまり、健康に良くないとされる食品の一つ。
この本では出来るだけ取らない方がよいものとされている食品。
でも主食は食べたい。
しかしそもそも白米が主食であると決めているのは…?
それは自分自身の思い込みの部分が大きい。
白米を玄米やサラダに置き換えそれが主食だと考えること=マインドセットを変えてしまう
ことで白米が取れないこともストレスを減らし、他の食品でお腹を満たし健康的な食事を心がけることができる。
乳製品の取りすぎには注意!? 牛乳なら1日2杯まで
牛乳やヨーグルトなどは体に良い?
脂肪分が高いから摂りすぎないほうが良い?
などいろんな話を聞くが、この本によるとハーバード公衆衛生大学院のホームページには牛乳だと1~2杯、ヨーグルトだと170~450gを上限にした方がいいらしい。
乳製品はの摂りすぎは卵巣や前立腺がんのリスクを上げる可能性が示唆されている。
でもヨーグルトなどの発酵食品がカラダに良いとは言われているし、乳製品に含まれるカルシウムは子供の成長期の見方でもある。
「とらないほうが良い」という食品ではないためほどほどを楽しむ必要がありそう。
卵の取りすぎにも注意!? 1日6個まで
卵も「コレステロールが高くなるから摂りすぎないほうがいい」とか「1日2個くらいならカラダに良い」などいろんな話を聞く食品、という印象。
この本によると食事中のコレステロールの量と血液中の悪玉コレステロール値の間にはそれほどの相関はなかった様子。
でも、卵を多く食べていた人ほど糖尿病や心不全のリスクが高くなるかもしれないので、取りすぎには注意が必要!?
1週間に6個(1日1個未満)が目安だそうだ。
本の注目ポイント
「世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事」を読んでみてこの本の注目点をまとめてみました!!
1、巷にあふれる健康に良い、悪いに対して疑問を持つこと
TVでやっているから、本に書いてあるから、「きっと正しいことなのだろう」という考え方。
でもそれは企業の販売戦略であったり個人の見解であったり、必ずしも正しいわけではない。
「科学的に」と言われていたとしても、どれくらいの人が対象で、誰が選ばれてて、本当にそれが質の高い研究からでた結果で…
と色々考えて疑問を持って結果を見ることが大切。
この本では健康情報を手に入れる方法も紹介してくれているのでチェックだ。
2、エビデンスの説明が分かりやすい
本の最初にはエビデンスレベルの話が書かれている。
エビデンスとは「科学的根拠」のことを指す。
研究の種類や質の高いエビデンスについて簡単に紹介されているので、「科学的」という言葉になじみがない人でも読みやすい一冊になっている。
3、コラムにも注目
各章の間にあるコラムにも面白い情報が載っている。
「チョコレートは薬か毒か」
「オーガニック食材は健康に良いのか悪いのか」
「牛乳やヨーグルトは体に良いのか悪いのか」 などなど…
普段見かける「カラダに良い食事」のQandAのような内容も紹介されているので、「TVや雑誌の情報に惑わされやすい…」という人は一度チェックしておくといいかも。
まとめ
「世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事」を読みました。
この本は
☆タイトル通り、科学的な研究結果をもとに導き出された食事法に紹介されている
☆カラダに良いとされる①魚 ②野菜と果物 ③茶色い炭水化物 ④オリーブオイル ⑤ナッツを多くとる食事を心がける事
☆カラダに良いというのは病気にかかりにくくなるという意味で、体の内側から健康を目指すための方法を提案している
自分の食事習慣を見直して改善していくのに役立つ一冊になると思います。
本を読む前の参考になれば幸いです。
以上、のすけでした!!